社員紹介

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Operation Excellence

松原 詩歩

オペレーションエクセレンス
2014年、三井住友信託銀行に入社。確定拠出年金業務部、確定拠出年金管理部に勤務。企業年金分野において、事業主への事務面の説明や実務サポート、日々の年金業務の照会対応、事業主・年金加入者向けのリーフレットや資料の作成を担当。2018年IT業務推進部に異動、その後デジタル企画部と兼務。2021年よりTrust Base株式会社、デジタルオペレーションセンターに勤務。

Interview

RPAの裾野を拡げ、
現場に変化を届けたい。

当たり前だった紙文化から脱却できる、という期待感。

私は三井住友信託銀行に入社以来、ずっと企業年金分野に携わっていました。確定拠出年金に加入している企業を対象に年金事務のサポートをしたり、新たに加入する事業主に年金事務を説明したりといった業務を行っていました。企業の人事や福利厚生の担当者と密にコミュニケーションを取りながら仕事を進める日々でしたので、IT業務推進部兼デジタル企画部を経てTrust Baseへ異動するという辞令が出たときは、寝耳に水というか、正直なところ驚きました。というのも、大学でITを学んだわけでもなく、自分の人生のなかでデジタルの領域にはほとんど関わったことがなかったものですから。ただ当時、ソフトウェアロボットが業務プロセスを自動化するRPAが、信託銀行内で動き出しているのは知っていました。銀行の業務は、まさに紙文化。書類が届いたらシステムに書類を打ち込み、それをプリントアウトして、また別のシステムへというようなことが繰り返し行われていきます。ずっと当たり前だと感じていた業務スタイルをRPAなどのテクノロジーで変えていく。これからそんな仕事に携わるのだと思うと、ワクワクするような期待感を感じながら、Trust Baseでの業務に向き合い始めました。

数千時間にも及ぶ削減効果。RPAを推進する日々。

デジタルオペレーションセンターは、RPA、OCR、Bot等の導入・開発を通じて、信託銀行の業務プロセス改善を推進している部署です。私は、ユーザーとなる信託銀行の部署とロボットを作り上げるグループ会社のシステム開発者の間に立って、さまざまな調整を行う役割を担っています。
今では信託銀行内でもRPAが結構認知されてきていますが、RPAを説明する際に「ロボット」という言葉を使うとかなり大掛かりなものをイメージされる方が多かったですね。AIなどと違い、RPAはシンプルな日常業務を人に代わって自動化するものだという認識を共有するのに最初は苦労しました。また私は信託銀行出身ですが、多岐にわたる銀行業務のすべてがわかっているわけでもありません。案件ごとに異なる業務の内容をしっかりヒアリングし、ニーズに合った開発を進行するために気を配る毎日です。
RPAの導入によって、年間での削減効果が数千時間に及ぶものもあります。人の手が離れた分、別の業務に注力できるわけで、RPAによる効率化は目に見えない部分でも貢献しているといえます。私が以前いた年金部署の同僚からも「RPAの導入によってかなり楽になった」という声を聞くこともあり、確実に手応えを感じています。

RPAによる効率化を進めるため、ユーザー開発者も育成。

RPAの効果がもたらされることによって、各部署から「次はこういうものを開発しよう」という声があがるなど良い連鎖反応が生まれてきています。そうした現状で、私がもうひとつ取り組んでいるのが「RPAユーザー開発者育成講座」の企画・運営。RPAを利用している現場で働いている方のなかから、RPAを開発できる人を育てていこうという試みです。エンジニアの経験がない方でも取り組みやすいよう、講義の内容は試行錯誤し改善を加えながら進めているところです。すでにユーザー開発者として認定され、ひとつ開発して要領を得たので2個目、3個目と作成されている方もいます。当社の場合、統制されたルールのもとで開発を行っているので、RPAの普及・活用が進んでいるのだと思います。
RPA以外に、OCRやチャットボットなどの新技術と連携したロボット作成も動き出しています。紙文化が根付いている銀行業務のデジタル化を推進することで、現場にたくさんの変化を届けていきたいと思います。

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Schedule

1日のスケジュール

勤務開始・ミーティング資料確認

メールや1日のスケジュールを確認した後は、その日に行われるミーティングの資料に目を通します。事前に内容を把握したうえで、相手に何を質問すべきかなど、頭の中を整理する時間にあてています。

RPA要件整理ミーティング

RPA導入を希望する銀行内の事業部の担当者と開発者を交えたミーティングを行い、どのようなRPAを開発するか内容を詰めていきます。

RPA要件定義書・設計書のチェック

RPA要件定義書や設計書というのは、具体的な開発作業の前に最終的な仕様を定める書類。私は開発者が作成したこれらのドキュメントを確認し、ユーザーの要望と異なっていないかなどをチェックします。

RPAユーザー開発者育成講座

講座の事務局として運営面を担当。講座はリモートで行っていますので、事前に参加者やその上司に連絡したり、開催時には参加者の進捗状況を把握するといったサポート業務を行っています。

勤務終了

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